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1936年(メリタジャパン社のHPには1937年と記されています)にペーパードリップシステムは特許を取り、同時期、現在のものと同じような陶磁器製で円錐形、内側にスリットの入った「スピードフィルター(schnell Filter)」と名付けられたコーヒーフィルターが生産され始め、年代によって若干の形態の違い、刻印の違いなどが見られます。 当初の穴の数は4個、その後、8個のものや3個、2個穴のものなどの推移を経て、現在では1個に統一されています。 |
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1954年にはさらなる需要に応えるため、ドイツフリースランド地方に主に炻器(せっき)製品製造を目的のラーリング工場を新設しました。 メリタ製品に多用された炻器(せっき)とは、硬質で吸水性が少ないのが特徴で、汚れが落ちやすく、臭いがつきにくく保温性に富んでいます。耐久温度も高いため、メリタ社のポットにはドイツでかつて広く使われていた電気調理器(電気によって鉄を温めやかんや鍋で調理する日本のガスレンジに相当するもの)に対応する台座を持ったものもありました。 |
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新工場では、まずスピードフィルターのカラフルバージョン(象牙、茶、緑、黄、青)が生産されます。このフィルターは浮き彫りになったメリタ社のマークとサイズ番号が付けられ、当初の穴は3個、外側は釉で彩色、底と内側は象牙色のままが残されました。 1964年に一度カラーチェンジを行い、茶色がピンク色に、その他の色は少し明るめの色に変更されました。 |
1965年には給湯が1度ですむ「1 x フィルターシステム」が発売されました。このフィルターの底の穴は1個で、内側のスリットは100シリーズに比べて傾斜が緩やかで、注いだお湯が一定時間フィルターにとどまるようになっています。(現在、日本でメリタジャパンが販売しているフィルターのタイプです。)
※現在、ドイツで販売されているのは、白い陶磁器製が102サイズのみ、プラスチック製のアロマフィルターが102と1 x 4の全3種類です。
また、1982年からはメリタ社のテーブルウェア部門は別会社「フリースランド」社へ託され、現在でも販売されています。フリースランド社では、白い陶磁器製の100、102、1x4(一つ穴と三つ穴)、1x6、カラーシリーズ(メリタ社のものより濃い彩色)は、アップルグリーン、レッド、サフランイエロー、ブルーの4色のラインナップで、マグカップとセットになっているもので100が販売されています。
メリタ社はコーヒーフィルターのみならず様々なデザインのテーブルウェアを発売していました。
今では販売されていないメリタ社のビンテージコーヒーポットやカップ&ソーサーは、60,70年代のレトロな感じと、ドイツらしい浮ついていない、日常使いに最適な、使い込むほどに愛着の湧くデザインです。
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フィルターと併せてトータルテーブルコーディネート出来る希少なメーカーでもありました。 小さいポットやカップの上に小さいサイズのフィルターをセットして、お客様の目の前でコーヒーを淹れる瞬間からコーヒーを楽しむなんてコーヒー党にはたまりません。 毎日のコーヒーブレイクが、気の置けない友人とのコーヒータイムが、よりいっそう楽しくなるに違いありません。 |
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メリタ社のテーブルウェアシリーズは1930年代から1982年に子会社の「フリースランド社」へテーブルウェア部門を生産移行するまで約50年間の間に、
ポット単品・・・8シリーズ
ケーキ皿、エッグスタンドなどを含めるテーブルウェアセット・・・29シリーズ
本物そっくりに作られたおままごと用の子供用セット・・・2シリーズ
が発売されました。
それらは色違いのバリエーションやモデルチェンジまで含めると膨大な数になりました。
毎日使う普段使いのテーブルウェアらしく、注ぎ口に穴を開けることでしずくが垂れないようになっていたり、2つの蓋留めを付けて傾けても落ちにくい蓋などの特徴を持つポットを1939年から生産していました。(すべてのメリタ製品には採用されていません。)
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様々なテーブルウェアを製造していたメリタ社ですが、独逸屋が一押しするのは、1956年から発売された「ミンデンシリーズ」です。
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今でもメリタ社の本社が置かれているミンデン市(ハノーファー近郊、1200年の歴史を持つ都市)を拝命したこのシリーズは「0型」を基礎として、本格的なテーブルウェアシリーズとして最初に発売され、型番は「1型」になります。 その色合いは、それまでメリタ社が展開していたパステルカラーのスピードフィルターと同色にされたので、コーヒータイムをさらにトータルコーディネートでき、どちらも爆発的な人気商品となりました。 |
ほんのりとした色合いのミンデンシリーズは、コーヒーの黒い色とのコントラストも美しく、毎日のコーヒーブレイクが楽しくなるに違いありません。
ミンデンシリーズのカラーバリエーション:
ホワイト(1958-69年)、ブルー、イエロー、ブラウン、グリーン、サファイヤブルー(1960年代)
※1959-63年にブラウンはピンクへ、その他の色は少し明るめに変更されました。
※ホワイトシリーズにデコレーション付きのバリエーションもありました。
メリタ社の陶磁器、炻器(せっき)製の製品は、手作業で釉がかけられいますので、同じサイズの製品でも釉の量が違うため微妙に全体の重量や見た目が違う場合があります。また、塗り残し、気泡、製造過程でのかけなども見られることがございます。「コーヒーを飲む」という行為に支障があるような損傷が見られる商品は販売しておりませんが、いずれもコーヒータイムに温もりと癒しを加えるエッセンスとお考えいただけましたら嬉しく思います。
メリタ社の製品は日常的に使うことを目的とした製品です。繊細で凝ったデザインというよりは、多少の衝撃にも耐えうる耐久性を追求したデザインになっておりますので、50年前後経た今でも使用することが可能ですが、使用済み商品は劣化による浅いヒビやかけなどがある場合がございます。当店では出来る限りの洗浄と詳細な説明を心がけて販売いたしておりますが、実際にご利用になる際はお客様の判断にてお願いいたします。また、未使用品に関しましても経年による劣化などは十分考えられますので、ご理解をいただけましたら幸いです。(コーヒーを淹れる際は、熱湯を使いますので十分にお気を付けください。)
【お手入れ方法について】 ご使用中、また洗ったりお水につけたりする際に、経年変化から生じた浅いヒビから水分が染み入り、染みが付いているように見えることがあります。そのまま放置いたしますと、カビやシミの原因となることもあります。洗った後によく乾燥させることをお勧めいたします。(シミのように見えるものは拭いても取れませんが、しばらく放置しておくと消えます。)
弊店では、1点1点丹念に検品の上、出来うる限り写真での商品紹介(お客様がお使いになる際に近い自然光での撮影をしておりますが、ご使用のブラウザによっては色合いが違って見える場合もございます。)、少しでも気になる点や部分画像をご希望の方は、ご遠慮なく問い合わせフォームよりご質問ください。
以上をふまえた上で、ご注文いただけますようお願い申し上げます。
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