アネロイド型バロメーター

バロメーターは気圧を測定する装置です。「〇〇のバロメーター」という言い方をしますが、バロメーターを使うと空気の圧力という見えない力を数字として見えるようにする事ができます。気圧を表す数字の単位は、天気予報でおなじみの「ヘクトパスカル」が現在使われています。

気圧が高くなってなってきたのでお天気が良くなる、逆に低くなってきたので雨になるかも、または、気圧が低くなってきたので体調が心配だ、などと気圧の変化は普段の生活と密接に関連しています。バロメーターを使うと、自宅でも気圧の変化を手軽に把握できるので、気圧の変化によって起きそうな事を事前に予測して対処することができます。

アネロイド型バロメーターについて

かつて、気圧を測るには水銀を利用した装置によって行っていました。19世紀の中頃に、アネロイド型と呼ばれる真空容器に掛かる圧力の大きさを測ることで気圧を測定する装置が開発され、それからすぐに持ち運びができるようになり、科学者や技術者が海や山で気圧を測ることを可能にしました。

独逸屋では、主にドイツのメーカーが生産・販売していた、アネロイド型バロメーターのビンテージ品をご紹介していきます。ほとんどのバロメーターは、計測機械内部の構造が見えるようになっていますので、チェンバー(真空容器)にかかっている圧力がどのように伝えられて針を動かしているかが分かるようになっています。ビンテージ品では、この機械部分が枯れた雰囲気の木製の本体と相まって美術的な装飾効果ももたらしています。

ビンテージ品での気圧の単位について

製造年代にもよりますが、ドイツで生産されたほとんどのビンテージ品の気圧計は、当時使用されていたmmHg(水銀柱ミリメートル)が単位(具体的には文字盤に書かれた数字の単位)になっていますので、現在使用されているhPa(ヘクトパスカル)で表すには換算する必要があります。換算値は以下の通りです。

1 mmHg(水銀柱ミリメートル) = 1.333224 hPa(ヘクトパスカル)

バロメータの針が760を指している場合、約1013ヘクトパスカルとなります。ただし、一般的なバロメーターの使い方では、気圧の絶対値が重要なのではなく、ある時点から現在まで高低どちらにどの程度変化したかを読み取ることになりますので、日常的な使用では単位の変換は必要ありません。調整のため、気象台が発表するヘクトパスカルの数値を水銀柱ミリメートルに換算して針を合わせるときにこの換算値が必要になります。



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