

ウォルター・ボッセはオーストリア、ドイツ各地の工房にて多様なセラミックフィギュアを創りだしましたが、中でも人気があり有名なのは、ドイツカールスルーエのマジョリカ焼き陶芸工房(State Majolica Works)で販売されたものです。
初期のクフシュタイン期に既に手がけていた象などの動物たちの再デザインも見られますが、このマジョリカ・ボッセの特徴としては、陶器製のフィギュアをガラス質の透明な釉で覆うグレイズ加工がされていること(その加工によって表面にひび割れ模様ができます)、動物の目が単純なホール(穴)で表現されている事などが挙げられます。
カールスルーエでの工房ではボッセが亡くなる1979年までに240種類以上のフィギュアが生産されましたが、その多くは刻印が無く、手描きの刻印なども経年変化で薄れてしまったりしてその全容は明らかになっていません。
また、ボッセの死後も残った型から作品が作り続けらていて、年代の特定をますます複雑にしています。
しかし、人物や動物を表現する際の愛情深いまなざしは変わることなく作品に反映されています。ここでご紹介する陶器のフィギュアたちもボッセからもらった“かわいい光線”を放っています。
フィギュアは1体1体個体差があり、(ビックリすることに同じフィギュアでも型違いで微妙にサイズも異なります!)うわ薬の量、色合い、ペイントの仕方、目の大きさ、自然にできるひび割れなどによって風合いや表情もかわりますので、「この子だ!」と思えるものにであったら、迷わず購入されることをお勧めいたします。
2011年6月18日
2011年2月3日