尻尾がピーンッ!怒っている姿勢ですが、ボッセの目はどうしても愛らしく見えてしまいます。
ボッセのセラミックのモチーフで猫は珍しいのですが、このタイプはさらに珍しいのではないでしょうか。
ボッセは、1953年にドイツに移住しましたが、その直後から、ドイツのカールスルーエ市にあるマジョリカ焼き陶芸工房(State Majolica Works:この工房は現存しています)のデザイナーとして、同工房からマジョリカ焼きの動物のオブジェを数多く発表しています。
この関係は、ボッセが没する1979年まで大変長く続きました。
多くの作品の色は青ですが、その他の色も存在します。
このクマはメタル風なブラックの地色に、耳のまわり、尻尾の先、台座の一部にターコイズの混ぜたうわ薬をサッと塗ってあり、 マジョリカ・ブルーとは違った風合いを持っています。
敢えて平面に近い形態に仕上げられているので、丸い台座の上にちょこんと立たされています。この台座タイプは他にロバやリスなどのモチーフもあります。
鼻の横、台座に近い脚の部分に茶色い粘土が露出していますが、製造過程で生じた塗り残しだと思われます。
黒猫ファン必見です。