とても希少な珍品が入荷しました。3匹のタツノオトシゴが仲良く並んでいるキーフックです。
1953年、ウォルター・ボッセはウィーンを離れドイツのイザローン市に移り住みましたが、その時期に前後して真鍮製オブジェの制作に精力的に取り組んでいます。
その作品は芸術的な作品だけではなく、一般家庭で使用される実用品にまで及びました。有名な「ハリネズミの灰皿」もこの頃に制作されています。
これらの製品の多くは、ウィーン時代に考案された製法
- 鋳造した真鍮の作品を黒色で古色付けした上で、その一部を削り取った「ブラック・ゴールデンライン」 -
の特徴を引き継いでいます。
今回、ご紹介するキーフックも、ボッセ特有の視線で表現された動物の表情に加えて、愛嬌のある尻尾が正面に突き出しキーフックとしての実用性を備え、黒と金のシンプルなコントラストがボッセならではの意匠が際立ちます。
タツノオトシゴの体長は約8cm、約20 x 8.8cm、厚みが1.4cmの板にネジで3匹止めてあります。板には2ヶ所穴が開いており釘で壁に打ち付けたり、また裏面のフックで壁に取り付けることも可能になっています。板に厚みがありますので、画像のようにオブジェとして置いて飾ることもできます。
もともと1点づつ売られていたタツノオトシゴを加工して自作した物なのか、最初からこの形で売られていたのかは不明です。
フィギュアは真鍮製、独特の質感とビンテージ感がうまく融合しています。
フィギュアはネジで止まっているので、板の上でクルクルと動き、その痕が若干テカリとなっています。ビンテージ風に古びている板に取り付けてあるから一層ボッセのフィギュアが光ります。
玄関にキーフックとして、キッチンでタオルや布きんを引っかけたり、お部屋でオブジェとして、どんなシチュエーションで楽しみましょうか。