

20世紀の中頃に、ドイツではキッチンの壁に取り付けるタイプの時計が大変盛んに生産され販売されました。その多くは、陶器製でキッチンタイマーが付いています。
キッチンクロックの機械(ムーブメント)
当初のキッチンクロックは、八日巻きといわれる一度巻くとほぼ八日間動作するゼンマイ式の物でしたが、60年代になると乾電池で動作する電気式の時計が開発されます。もちろん、クオーツ式の時計の実用化がされる以前ですので、現代のクオーツ式時計とは全く異なり、時間の調整はゼンマイ式の時計と全く同じ仕組みなのですが、時計を動かすための動力として電気が使われています。
キッチンクロックに付いているキッチンタイマーですが、目覚まし時計丸ごと一個分に相当する機械が使われていて、おまけに付けたというような物ではなく、しっかりとした機械が使われているのも、いかにもドイツ製品らしいです。
デザインと材質
キッチンクロックの多くは陶器製でできています。キッチンに使われているタイルとも良く合い、清潔に保つ上でも陶器が最善の素材だった事が想像できます。もちろん、この時代では既に多くの製品でプラスティックが多用されているのですが、質感の上でも陶器に軍配が上がったのではないでしょうか。
デザイン面では、色はやはり白やパステルカラーなどの中間色が多く使用されています。文字盤は見易さを優先してシンプルなデザインの物が多いようです。
独逸屋では、デザインと機械にこだわって選んだ製品をお届けいたします。