ウォルター・ボッセ(Walter Bosse)のセラミック/ブラス・オブジェ

ウォルター・ボッセは動物のオブジェやフィギュアを多く残しています。彼の造る動物は、コミカルになる寸前まで誇張され歪まされて軽薄化され擬人化されています。彼の愛情に満ちた目を通して捉えられ形として表された作品は、セラミック(陶器)、ポーセリン(磁器)、ブラス(真鍮)、どのような素材を用いても、そのどれもが大変豊かな表情とデフォルメされたフォルムを持ち、とても可愛らしく時にはユーモアに溢れています。この造形のカリカチュアは年を経るごとに強くなり、後期の作品の多くには幸せそうな表情が与えられています。

Walter Bosse
セラミック(陶器)製とブラス(真鍮)製のフィギュア

ウォルター・ボッセ簡易年表

1904年11月13日 ウィーンで生まれる
1915年 家族でチロル地方のクフシュタインに移り住む
1918年~1921年 ウィーン・スクール・オブ・アート・アンド・クラフトでミヒャエル・ポヴォルニー(Michael Powolny 1871-1954)から陶芸について学び、フランツ・チゼック(Franza Cizek 1865-1946)からは装飾について学ぶ
1921年~1923年 ミュンヘン・カレッジ・オブ・アート・アンド・クラフトでリヒャルト・リーマシュミット(Richard Riemerschmid 1868-1957)とアーデルベルト・ニーマイヤー(Ardelbert Niemeyer )の元で学ぶ
1923/24年 クフシュタインへ戻り小さな工房を作り会社として運営
1923-1937 クフシュタイン期。作品は"Bosse Austria"と刻印
1925年 アールデコ様式の"グロテスク・フィギュア"シリーズ発表。アウガルテンと共同作業
1927年 ゴルトシャイダー(Goldscheider & Co)との共同作業
1927年~1938年 メッツラー&オルトロフ・オブ・イルメナウ(Metzler & Ortloff of Ilmenau)との共同作業
1931年 工房をクフシュタインのさらに大きな場所に移動
1937年 クフシュタインの工房閉鎖
1938年 「ボッセ・セラミック(Bosse-Keramik)」をウィーンに設立
1939年~1945年 第二次世界大戦。戦火で多くの鋳型が失われる
1947年 トレードマークとして小さなシャモア(カモシカや山羊に似た動物)を使用した"Terra"に関連会社を合併
1950年 真鍮のフィギュアの制作を開始。ヘルタ・バラー(Herta Baller)との共同作業開始
1953年 ドイツ、イザローンへ移る。このころ、“ブラック-ゴールデンライン”の原型ができる
1953年 カールスルーエのステート・マジョリカ・ワークスとの共同作業開始。関係はその後長く続く
1958年 アハティット・シルマー(Achatit Schirmer)との共同作業
1950年代 デザインは絶大な人気を博するも、コピー品販売者との訴訟に悩まされる。小さなサイズの家庭用品を多く制作
1979年12月17日 イザローンの病院で息を引き取る

Walter Bosse

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