シュコー社のレアなぬいぐるみとビンテージベア

シュコー(schuco、シュコ、シューコ)社のぬいぐるみは、他のメーカーのものとはかなり異なっています。体内にメタルを用いて頭、手足が自由に動かせる5ジョイントの特徴を持っていたり、体内に施されたワイヤーを自由に曲げることによって好きな格好を取らせることが出来たりします(そのため、擬人化されているものが多い)。また、体内のメタル部分にぜんまいやワイヤーの仕掛けを装着して、でんぐり返りをしたり自動歩行をしたり、前と後ろで別の顔を持ち2つの表情を持っていたり、それまでのただ飾っておくだけのものとは違い、手に取り、表情や性格をも持たせることが可能です。そのため何十年も経つと、かなりの頻度で接触されたための劣化、損傷が激しいのですが、プラスチックのおもちゃと違うところは、その古びた風合いまでもが愛おしく見える点です。

また、シュコー社のぬいぐるみはシュタイフ等の大手ぬいぐるみメーカーと比べると生産量が圧倒的に少なく、現存しているヴィンテージ物の希少価値がより高くなっています。当店では比較的入手しやすく価格的にもお手頃なものからシリーズでご紹介、販売させていただきます。今後、お客様からのご要望がございましたらその他のより希少なものの入荷も検討してまいりたいと思っております。ご意見、ご要望等ございましたらお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。

五匹の熊

【メタルボディのシュコーのミニチュアベア】

シュコー社のぬいぐるみについて

シュコー社はピッコロのページでも触れていますが、1912年に創業した、かつて、子供向けぜんまい仕掛けのブリキのおもちゃで世界的に有名になったブランドです。その多くはそれまでの常識を覆す斬新なアイディアとトリックを用いた商品で、ぬいぐるみの分野でも様々な製品が商品化されました。

古くは1913年に発売されたティップ・タップ・アニマル(Tipp-Tapp-Animal)。犬や猫、ウサギや熊の首輪に付いている紐を散歩の要領で引っ張ると、車輪が付いている足が前後に動くというぬいぐるみでした。その後、電池を使わずぜんまい仕掛けでアクロバットするものや尻尾を振ると首が動くもの、大人向けに小さなぬいぐるみの首を外すと香水、ネイルケアセット、ライターが仕掛けられているものなど、現在聞いてもあっと驚く商品を商品化していました。

こうしたラインナップは、当時も現在も、ぬいぐるみコレクターには少ない男性をも魅了しました。他のメーカーのぬいぐるみと違って、甘いだけではないちょっとニヒルな表情も男性には抵抗が少ないのでしょう。もともとミニカーや飛行機のおもちゃを得意芸とするシュコー社ですから、当初から男性もターゲットに入っていたのかもしれません。

ミニチュア・ベア

ミニチュア・ベア

6-9センチくらいのベアはミニチュアベアとカテゴライズされ、メタルボディーから出ている腕、足そして頭が稼動する5ジョイントになっています。

ミニチュアベアは3代にわたって生産されました。
1代目は1920,30年代。2代目は50年代に生産されました。いずれも目は金属、小さなベアの裏側にピンを装着することで「お守り」的なマスコットとして持ち歩くコンセプトを持っていました。

シュコー社が倒産した(1976年)後、1978年から92年にかけてカールベア社が生産したものが3代目になります。この会社は1967年に設立され、シュコー社から残された部品と道具を受け継ぎました。1,2代目との見分け方は耳がブリキに代わってワイヤーになっていることと目はプラスチックになったことです。これらはハイケ・ベア(ミセス・ベア)と呼ばれ観光客向けのお土産物屋さんで売られていました。

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