ドイツシュコー(Schuco)社、1950年代に生産されたミニチュア・トリッキー・ベアです。
お尻に針金が突き出していて、左右に動かすと「いや、いや」と首を振り、上下に動かすと「うん、うん」とうなずくので、日本ではYes/Noベアと紹介されることもあります。
トリッキー・ベアは特許も取得しました。
シュコー社は1912年に創業した、子供向けぜんまい仕掛けのブリキのおもちゃで世界的に有名になった会社で、ぬいぐるみの生産にも1914年から積極的に取り組みました。
6cmのミニミニサイズからスタンダードなサイズまでのテディベアや、体部分が香水入れになっていたり、ぜんまい仕掛けででんぐり返しをし続けるファンキーなサルやクマなど、普通のぬいぐるみメーカーにはないびっくりする仕掛けものが多いのが特徴です。
メタルのボディにモヘアを被せてあるのが特徴のベアで、5ジョイントです。モヘアの色合いはもともとゴールドだったと思われますが、全体にビンテージの風合いが漂っています。グラスアイの色合いは白目部分が薄い茶色、左目には気泡が入っているように見えます。鼻と口は黒いステッチ、真ん中で切れています。
モヘアロスは随所に見られます。
カタログ上は14㎝サイズですが、この子は約13㎝です。
首を振っている仕草は文句なしにキュートです。今でも仕掛けが動くところにクオリティーの高さを感じます。